【旋盤加工】バイト・シャンク・チップの違いと種類や使い分け

【旋盤加工】バイト・シャンク・チップの違いと種類や使い分け町工場

まず旋盤で使用する工具であるバイトとシャンクの違いについて説明します。

職人さんからすれば「こいつ何言ってるんだ」状態でしょう。
ただ、本当の機械加工初心者はこんな事も分からないのです。

私も機械加工の『常識』が全く分からずに苦労しました。
ネットで検索しても意外と『常識』に関して説明している記事が見つからないんですよね。

理由は簡単で、機械加工に関する情報をネットに掲載している方は
すでに機械加工に精通しているからです。

私はまだまだ機械加工初心者なので(2020年4月時点で加工経験1年ほど)
だからこそ書ける記事があるのではないかと思っています。

それでは、よろしくお願いします。

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バイトとは

バイトとは旋盤加工の際に金属などの加工物を削る工具のことです。
旋盤加工で一番大切な必須アイテムです。バイトについては下の記事で簡単ですが紹介しています。


確認してみて下さい。

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バイトとシャンクの違い

私は金属加工をはじめて1週間ぐらいはバイト=シャンクと思っていました。
サケ=サーモン的な…気まぐれで呼び方変えてるんかと…(笑)

分かりにくいですがこんな感じです。

バイトは工具の総称柄部分(シャンク)刃部分(チップ)に分かれています。

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バイトの種類


前の記事ではスローアウェイバイトについて紹介しています。

今回はNC旋盤でよく使うスローアウェイバイトの種類について
代表的なものをリストアップしてみました。

外径用バイト

主にワークの外側を削るバイトです。

内径用バイト

主にワークの内側(穴)を削るバイトです。

溝入れバイト

主にワークに溝を入れる・ワークを切断するバイトです。

ネジ切りバイト


主にワークにネジを切るバイトです。

最も使う頻度が高い4種類になります。
また記載した条件以外でも使用することがあるため『主に』と書いています。

今回はそれぞれの細かいバイトの説明はとんでもなく長くなってしまうので割愛しております。

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チップとは


先程紹介したバイトの画像にも先端に黄色の金属が付いていますがこれがチップです。

バイトによって様々な形状・材質・コーティングのチップを取り付けることが可能です。
このチップを付け替えることにより1つのバイトで様々な形状の加工をすることができます。

例えばネジ切りバイトのチップを2種類用意することで、
M10(ピッチ1.5)のネジと1インチ管用並行ネジ(11山)を1つのバイトで切ることができます。

また、チップにも様々な種類があり同じ形状でもステンレスの加工に特化したチップや
鋳物の加工に特化したチップ、ダイヤモンドをベースに作成されているチップや
表面の形状に工夫を施し削りカス(切粉)が細かく裁断されるようなチップなど
多種多様となっております。


そんなたくさんのチップからどれを選択するかも加工者の知識と経験が重要となってきます。
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まとめ

今回も旋盤加工のバイトについての内容でしたが、
私が伝えたいのは未経験者は本当に何も知らないということです。

私に至っては旋盤という機械すら知らなかったのに
バイトとかシャンクとか当然のように言われてもチンプンカンプンです。

もし新人さんに常識的なことを質問されてもきちんと答えてあげましょう。
離職率が下がるかもしれません(笑)

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