ローレット加工をはじめて見たときは「これ旋盤でどうやってやんねん!」と思いました。
今では試行錯誤しながらなんとか加工しています。
調べてて知ったのですが英語表記からナーリング加工とも言うそうです。
このマイクロメーターのように凸凹になっているラチェットやハンドル(シンブル)の部分がローレットと呼ばれています。一般的には旋盤で加工することができ、主に滑り止めの効果があります。
身の回りでもハンドルやシャフトなど手で掴む部分に意外と使われていたりします。
あとは見た目がカッコイイのでオシャレにしたいときにも加工します!
旋盤で加工する際のローレットですが、実は加工方法に種類があります。
旋盤は切削する工作機械なので当然といえば当然かもしれません。
ローレット転造加工専用ツールを押し付けて形状を変形させて加工します。
イメージとしては粘土に物差しで網目を作っていくような感じです。
転造加工はネジ加工ではごく一般的ですが実は旋盤加工でも使われています。
・機械にかかる負荷が少ない
・寸法変化が少ない
・加工条件が把握できれば安定する
デメリット
・ツールコストが高い
・長尺物の加工で刃物が摩耗しやすい
・ツールが比較的安価
・アルミなど軟らかい素材に対し加工速度が非常に速い
デメリット
・硬度の高い素材には入らない
・寸法が膨れ上がる
・機械の負荷が気になる
(メリットデメリットは私個人の感覚です)
ローレットの模様にも種類があり、上の画像のようなアヤ目と最もシンプルな1本の線が連続で入っている平目がよく加工されています。
アヤ目か平目かでもツールを変えないといけないので加工にかかるコストは結構かかるはず…なのに加工賃は安いです…どうして(泣)
ローレット加工がされている品物を見つけたときは「ローレットやん。」と呟いてみて下さい。
私達加工者も報われます(笑)
今では試行錯誤しながらなんとか加工しています。
調べてて知ったのですが英語表記からナーリング加工とも言うそうです。
ローレット加工とは?
ローレット加工の画像を見てもらうのが一番わかりやすいです。このマイクロメーターのように凸凹になっているラチェットやハンドル(シンブル)の部分がローレットと呼ばれています。一般的には旋盤で加工することができ、主に滑り止めの効果があります。
身の回りでもハンドルやシャフトなど手で掴む部分に意外と使われていたりします。
あとは見た目がカッコイイのでオシャレにしたいときにも加工します!
ローレット加工の種類
旋盤で加工する際のローレットですが、実は加工方法に種類があります。
ローレット加工方法①切削
ローレット切削加工専用のツールを使いローレットの形状に切削していきます。旋盤は切削する工作機械なので当然といえば当然かもしれません。
ローレット加工方法②転造
一方で転造とはワークを削ることなく塑性変形によって加工する方法です。ローレット転造加工専用ツールを押し付けて形状を変形させて加工します。
イメージとしては粘土に物差しで網目を作っていくような感じです。
転造加工はネジ加工ではごく一般的ですが実は旋盤加工でも使われています。
切削・転造それぞれのメリット・デメリット
切削ローレット
メリット・機械にかかる負荷が少ない
・寸法変化が少ない
・加工条件が把握できれば安定する
デメリット
・ツールコストが高い
・長尺物の加工で刃物が摩耗しやすい
転造ローレット
メリット・ツールが比較的安価
・アルミなど軟らかい素材に対し加工速度が非常に速い
デメリット
・硬度の高い素材には入らない
・寸法が膨れ上がる
・機械の負荷が気になる
(メリットデメリットは私個人の感覚です)
ローレット加工アヤ目と平目
ローレットの模様にも種類があり、上の画像のようなアヤ目と最もシンプルな1本の線が連続で入っている平目がよく加工されています。
アヤ目か平目かでもツールを変えないといけないので加工にかかるコストは結構かかるはず…なのに加工賃は安いです…どうして(泣)
まとめ
ローレットという言葉も一般の人はほとんど知らない専門的なワードではないでしょうか。ローレット加工がされている品物を見つけたときは「ローレットやん。」と呟いてみて下さい。
私達加工者も報われます(笑)
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